今週最も読まれた5本のアイデアブックを紹介します。どんな記事が多く読まれているかを知ると、多くの人が求めているデザインや建築がわかるかもしれません。是非今週のベスト5アイデアブックをチェックしてみて下さい!
家と言えば、そこでの生活を演出する重要な場所。もし味気ない空間であれば、そこでの生活に大きな影響を与えるだろう。住まいに特別な空間があれば、生活も特別なものになるかもしれない。今回紹介したいのは前原尚貴建築設計事務所が手がけた「小和滝の家」。そこには印象的な空間が広がり、心地良い生活が送れるようになっている。
江戸時代後期と言えば今から約250年前のこと。驚くことにその時代に建てられた町家が彦根市中心市街地の花しょうぶ通り商店街では現在も生き続け、人の住まう住宅として機能しています。しかし現代的な生活を送ろうとすれば当然リノベーションは必要となります。歴史的風情を残し、貴重な江戸時代後期の町家を次代に継承できるようなリノベーションが求められる中、手掛けたのは滋賀県に拠点を置くタクタク/クニヤス建築設計です。
大阪府を拠点に活動する井上久実設計室は「住宅は<買うモノ>ではなく、<創るモノ>である」という思いと共に活動しています。建築家のひとりよがりな<作品>としてではなく、住まい手と共に創り上げる住宅こそが理想の住まいである… 施主の方にとってこの言葉は嬉しくそして心強いものではないでしょうか。そんな井上久実設計室が創った「赤坂台の家」は正方形の敷地に建つシンプルな立方体の建物でありながら豊かな表情を見せる内部空間を持っています。
住宅地と言うと自然や緑を感じにくいだろう。庭に大きなスペースを設けることができない。そして隣家は迫り、家の周りに人工物ばかりが目立つ。たとえ大都会ではなくても自然を感じられるような心地良い空間を作るのはとても難しい。だが住宅地に建つ家でも自然を感じられる家がある。それを建てたのは瀧田建築設計事務所。そこでは住宅地であることを忘れてしまうような空間が広がっている。
印象的な外観の建物が多く建てられている。それは独創的な外観で人目を引き付ける。だが中には内部空間を犠牲にしてしまうものもある。もちろんそれでは家での生活に支障をきたしてしまう。そこで紹介したいのは外観も内部空間も印象的な家。矢板建築設計研究所が手がけた住宅「PATIO」では、印象的な空間を持つだけでなく、心地良い暮らしも可能にしている。