我が家のキッチンをお店のような雰囲気にするには?

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
湯里の家, 岩井文彦建築研究所 岩井文彦建築研究所 مطبخ
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自宅に友達やゲストがやってきた時、バーやレストランのようなキッチンであれば、よりおもてなしの雰囲気が出せるでしょう。オープンキッチンを夢見る方やすでに持っている方も、せっかくダイニングやリビングからキッチンが見渡せるなら、お店のような雰囲気作りをしてみるのもいいかもしれません。そこで今回は、自宅の台所をゲストの方をもてなす際に最適なお店のキッチン風に変える方法を紹介します。

調理台にこだわる

台所には欠かせない調理台ですが、こだわり抜いた調理台でゲストをもてなしてみたくありませんか?こちらのPFAYFER FRADINA DESIGNというロシアのデザイナーによるキッチンは、非常にシンプルにデザインされたステンレスのアイランドキッチンです。目立ちやすい換気扇は薄く細いものが取り付けられていて、全く邪魔になりません。これだけ大きな1つの凹凸のない調理台ですと、清潔感と重厚感が相まってゲストもレストランに来た気分になるはずです。

収納を上手に見せる

台所には調理道具や食材や調味料といったものでいっぱいだと思いますが、それを上手に見せることによってお店の雰囲気が醸し出せます。ずっしりとした石造りのコンロ台と調理台に窓枠の延長で同じ木材でつくられた棚があるこちらのキッチンは、ブラジルの建築家FERRARO HABITATが設計した住宅の中にあります。後ろに見える備え付けの棚には調味料がずらっときれいに並び、コンロ台の上に設置されている換気扇の周りには、フライパンや調理道具が吊り下げられるようになっています。こんなキッチンだと物が多い方がレストランのようなキッチンに見えて、物が多くて困るといったことはなくなるでしょう。

特別な設備

レストランにはレストランの、バーにバーの特別な調理設備があります。それを自宅に設置してみましょう。一瞬にしてお店の雰囲気が出るでしょう。こちらは有限会社加々美明建築設計室が設計した夫婦がそれぞれ違うキッチンを持っているという住宅のご婦人のキッチンです。なにより一番に目が行くのは、半屋外のスペースに設置されているこの立派なピザ窯。このピザ窯があるだけで、一瞬にしてピザレストランにやってきたような気分にしてくれます。

写真:新写真工房堀内広治

家具で雰囲気を出す

レストランのようなキッチンにするには台所だけでなく、ダイニングやリビングの家具にも少し気を付けてあげるだけでお店の雰囲気を出すことができます。静岡県を拠点に活動している松浦旦美建築事務所によるこちらのキッチンは、その周りの家具や観葉植物や照明器具がうまくお店のムードを演出しています。屋根の梁の木材や壁のレンガや柱のタイル仕上げといったように、色々な素材で違った趣のある場所をつくりだしていて、それぞれで個性のあるテーブル席を楽しめそうです。

キッチンまでの動線

ゲストが自宅にやってきた時の玄関からキッチンまでの動線にも目を向けてみましょう。多くのレストランやバーもお客様の入口から席までの動線は工夫を凝らしています。こちらの岩井文彦建築研究所による住宅は、美しい曲線を描いた螺旋状の階段が1階から屋上までをつなぎます。キッチンは2階にあり、ゲストは玄関を入り1階からこの滑らかなカーブの階段をゆっくりと上がっていきキッチンへと導かれます。レストランのようなキッチンでゲストをおもてなしするには、それまでの動線もとても重要になります。

写真:多田ユウコ (多田ユウコ写真事務所)

バースタイルのカウンターチェア

Residência Goiânia/GO, Donakaza Donakaza مطبخ

レストランのようなキッチンと言われると、お店のように台所も大きくなくてはいけないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。台所が小さくても、そこにバーによくあるカウンターチェアを置いてみてください。それに合うテーブルを組み合わせれば、それだけでカウンター席の出来上がりです。

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