防災設備とは?その種類と知っておきたい基本知識まとめ

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
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防災設備をしっかりと取り入れて、可能な限り安全で安心の住まいにしていきたい方は少なくないはずです。しかし、それにはどんなものがあるのか詳しく知らない方も多いでしょう。そこで今回は、防災設備の種類と知っておきたい基本知識を紹介していきたいと思います。家族はもちろん住まいを災害から守っていくためにも、ここで一度防災について考えてみましょう。

防災設備とは

防災設備とは、建物そして住み手あるいは建物を利用する人々を災害から守る目的で設置される設備のことです。災害にも様々種類がありますが、防災設備としては一般的に火災に対する設備として意味することが多いようです。その中で基本となるのが、火災の発生を早くに知らせ、建物内にいる人々の速やかな避難を可能にし、初期の消火や火の広がりを抑えることになります。防災設備は、そうした働きを担い助けてくれる設備です。次からは、防災設備の種類について詳しく見ていきましょう。

自動火災報知設備

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防災設備としてまず挙げられるのが自動火災報知設備です。この設備は、火災で発生した熱や煙を感知し、警報ベルなどによって建物内の人々に火災の発生を早期に知らせます。これまで多くの人々が利用する公共施設などで設置が義務付けられていましたが、現在では戸建て住宅にも設置することが定められています。各自治体によって設置基準が異なり、補助事業を行っていることもありますので、住まいの役所に確認してみるといいでしょう。

防火・防排煙設備

防火・防排煙設備とは、火災が発生した際に炎や煙が広がっていくことを防ぐための設備になります。具体的には、防火戸や防火シャッター、防火ダンパーや排煙口などがあります。火事の際に炎ではなく、煙が原因となり亡くなる方の方が多いことからも、防火・防排煙設備は防災設備の中でも欠かせないものの1つです。また、防火戸は火災を隣家に広がることを防いだり、隣家の火災をもらわない働きを担ってくれます。こちらの日本ドアコーポレーション株式会社が手掛けた木製ガレージドアは、日本で初めて防火設備認定を取得しており、防火戸の設置が必要な部分でも木の温かみのあるガレージドアを設けることができます。

避難誘導設備

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自動火災報知設備によって火災の発生が知らされた後は、建物内の人々が安全に屋外へ避難できることが重要となります。それを補助する設備が避難誘導設備となります。具体的には、避難ロープや避難タラップなどの避難器具、避難口誘導灯や通路誘導灯といった非常口へ導く照明付きの誘導灯、さらに照明のない誘導標識があります。

消火設備

万が一火災が起きた際は、まだ火の小さいうちに消火することが重要であり、それにより火災が広がることが抑えられ、鎮火できる可能性も高まります。そのための防災設備が消火設備となります。消火器はその代表的なものですし、住宅用の自動消火装置もあります。こうした自動消火装置は、火災を早くに感知し、自動で消火する機能を持っているため、消火器のように火の近くに行く必要がない安全な消火を可能にしてくれます。

まとめ

ここでは主に火災に対する設備を紹介していきましたが、災害には地震や台風、土砂崩れなど他にもいくつも種類があり、それぞれの災害に対して防災対策を考えていく必要があります。また、火災に対しての対策は設備だけでなく、家の造りなどによっても行っていくことができます。そうしたことについては、「耐火と防火の違いは?住まいを火災から守るために知っておきたい6つのこと」も参考にしてみて下さい。

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