スモールハウスの大きな魅力

Aya F. Aya F.
Park House, another APARTMENT LTD. / アナザーアパートメント another APARTMENT LTD. / アナザーアパートメント منازل
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スモールハウスは、断捨離ブームやミニマルに暮らしたい方々にも、小さな土地をうまく活用して暮らすのにも魅力的なもの。特に都市部でよく取り入れられる家のスタイルですが、うまくデザインされたスモールハウスでは開放的で暮らしやすい空間を実現しています。今回はそんな大きな魅力を持った小さな家を三軒ご紹介します。小さな家を作ることに抵抗がある方も、どんなデザインにするのがよいか考えあぐねていらっしゃる方も、参考にしてみてくださいね。

スモールハウスでも快適に

スモールハウスと聞くと、充分な住空間が確保されているのか、心地よさを持った家になるのかと不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。土地の形や広さ、周囲の環境などによってもいろんな制約が発生します。問題点があってもニーズにうまく応えていくことが建築家に求められていきますが、日本にはそういったことを得意とする方が多いようです。最初にご紹介するこちらは、間口がかなりコンパクトな土地に建つスモールハウス。一階部分には駐車スペースまで設けられています。二階の住居部分には通りに面した大きな窓が。

Photo:鳥村鋼一

ロフトを活用

奥に深い空間をもつこちらのお宅では、窓寄りの空間をLDKスペースとし、奥にはロフトスペースを作りつけることで、その他の用途に対応できるようになっています。一階には玄関と収納、バスルームなどの水廻りをまとめることで、住空間はなるべく空間に凹凸ができないようにデザインされています。両隣に家が建っているため、窓は道路に面した側とロフトの奥、そして傾斜を持った屋根に設置されており、白い壁が反射板のように明るさを空間全体にもたらしています。

Photo: 鳥村鋼一

リノベーションでモダンに

古い家も、耐震補強や省エネ構造にするための工事を施す事で、さらに長い期間使うことが可能になります。上手なリノベーションで新築するよりも安いコストで素敵な家づくりが可能になるため、最近では敢えてリノベーションを選択する方もいらっしゃるようです。こちらのお宅は昔ながらの長屋を思わせる物件に手を加えたもの。形はどこかレトロな雰囲気を感じさせますが、真っ白に塗装された外観、新しい木の扉、中が伺えるような大きな窓がモダンっぽさを醸し出しています。

Photo: 増田好郎

開放的でミニマルに

こちらが二階のLDK空間。元々いくつかの部屋があったであろう空間を、広々とした一つの空間へと作り変えています。古い家にありがちな天井の低さを解消すべく、既存の梁を見せることで高さを作りだしていて、とても開放的。使われている木の色をある程度揃えることで、ミニマルな統一感を演出。画面の左奥は階段となっていますが、こちらも吹き抜けとして、用途に応じて扉がわりのカーテンを引くこともできます。大阪の建築家・COIL松村一輝建築設計事務所の手がけたスモールハウスです。

Photo: 増田好郎

スマートな空間に

コンパクトな家をすごしやすい空間とするには、いろんな工夫とアイデアが必要。こちらのお宅は、20坪の敷地に三方を住宅に囲まれ、向かい側にマンションが建つという場所に建っています。住宅が隣接する場所柄、プライバシーの確保は一番大切な問題。さらに明るく快適な住宅にすべく、家の構造に工夫が施されています。外観は白い箱状ですが、三階部分に木製の小屋がくっついているかのような構造。シンプルでスマートながらも目を引くおしゃれなお宅です。

吹き抜け構造で気持ちよい住空間に

スモールハウスでは、広さを感じられる空間づくりが大きなポイントとなります。こちらでは、そうしたことを解消すべく、吹き抜け構造を取り入れています。二階スペースにキッチンとダイニングがあり、キッチンは木造の三階構造の下ですが、ダイニングは白い壁に囲まれた天井の高い空間に。コンパクトハウスとは考えられないほど開放的にデザインされています。広々とした空間だけでなく、小ぢんまりとした部屋も作りつけられており、限られた空間を存分に利用した素敵な住宅ですね。

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