狭小住宅におすすめの階段デザイン

将監殿の家, 株式会社ブレッツァ・アーキテクツ 株式会社ブレッツァ・アーキテクツ غرفة السفرة
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土地の値段が比較的安く、その分を建物に費やして中身の濃い住宅にすることができる狭小住宅ですが、その中身の質に大きく関わってくるのが階段です。狭い空間の中でうまく階段をデザインすることで、ただの上り下りをするだけではない室内の空間を豊かにしてくれる階段になってくれます。そこで今回は、スペースが限られている狭小住宅におすすめの階段デザインを紹介していきます。毎日使う階段ですので、上り下りのしやすさも含めて狭いスペースを有効活用するような階段にしましょう!

直線的でシンプルな階段

狭小住宅をうまくデザインしていくには、あまりあれこれ詰め込み過ぎずシンプルにデザインしていくことが、使いやすさやまとまりのある住まいにするポイントです。階段のデザインもそれに合わせて、直線的でシンプルなデザインにしてみると、室内がすっきりとしてモダンでミニマルなインテリアにはぴったりです。デザイン的には手すりも出来るだけなくしたいところですが、子供がいるご家庭には危ないですので、建築家と相談しながらうまく安全でシンプルな手すりをデザインしてもらうといいかもしれません。

ガラス階段

狭小住宅の場合、周囲を建物に囲まれていて室内を明るくするには上部からの太陽光を取り入れることが一番有効だということもあると思います。そうした時に階段をガラスでつくると、さらにその光で室内を明るくすることができます。こちらは、原 空間工作所が手掛けた住宅のガラス階段です。手前に見れる階段のさらに向こう側にも階段が見えますが、それでも天窓から青空が見えるほど透明性の高い階段デザインです。

写真:加藤嘉六

らせん階段

直線でも折り返し階段でもない回りながら上っていくらせん階段も狭いスペースにはぴったりの階段です。らせん階段は他の階段と違い、基本的には階段の板を中心にある1本の柱だけで支えるので、こちらの(有) 菰田建築設計事務所が手掛けた住宅のように、周囲の壁をガラス窓にして室内に光を取り込むことができます。

写真:Ryota ATARASHI

部材の少ない特徴的な形

狭小住宅の階段デザインのポイントの1つとして、階段の部材を少なくするということがあります。部材を少なくすることで、狭い空間をすっきりと見せることができますし、光を遮るものが少なくなりより明るい室内空間を生み出すことができます。また、少ない部材で構造的にしっかりとした階段デザインは、独特なおしゃれさも兼ね備えています。

階段スペースを有効活用

階段を階段としてだけでなく他の居室機能を付加させてあげると、より階段デザインや建物のプランニングもバリエーションが増えていきます。こちらの株式会社ブレッツァ・アーキテクツが計画した住宅の階段は、ファミリースペースとしての機能を兼ね備えていて、壁には本棚、床下には収納スペースが備え付けられていて、家族の記録がこの階段に刻まれていくようにデザインされています。また、ファミリーコーナーに子供が座ると、キッチンに立つ母親と同じ目線の高さに設計されているという、家族に温かみを与えてくれる階段です。

宙に浮かぶ階段

狭小住宅は隣の建物と接するように建つので、隣と接する壁に窓を取り付けることはないと思います。その壁を利用して、壁だけで階段の板を支える階段デザインを取り入れてみてはどうでしょうか?こちらは、アナザーアパートメント株式会社が手掛けた住宅の階段です。壁だけで階段の板を支えることで、他の構造的な部材が必要なく、ご覧のような宙に浮いているような、目線の透き通る階段となっています。狭小住宅にぴったりの階段デザインの1つです。

写真:鳥村鋼一

【狭小住宅や階段については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 狭小住宅を建てる前に知っておきたい6つのこと

※ 階段の種類とそれぞれのメリット

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