小さなお家に暮らすメリットを考える

高円寺のリノベーション, アトリエハコ建築設計事務所/atelier HAKO architects アトリエハコ建築設計事務所/atelier HAKO architects غرفة المعيشة
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小さなお家に住まうメリットをご存じですか。住まいは、広ければ広いほど快適な暮らしが約束されるわけではありません。また、近年の地価高騰を受けて、広い土地を手に入れるのはますます困難になってきています。今回ご紹介するのは、小さな家でよかった!と思えるメリットの数々です。今の時代にちょうどいい、小さなお家の良さを見直してみましょう!


建築コストを抑えられる

基本的に小さなお家は必要な土地や建築資材のボリュームが小さいので、大きなお家に比べて建築時のコストを抑えやすいです。また、大きなお家より工期も短くて済みます。


小さなお家のなかにはローコストハウスもよく見受けられます。住宅ローンの負担が少なければ、その分生活にゆとりが生まれます。メンテナンスにかかるコストも余裕をもって用意できそうですね。


住まいにかかる諸費用を抑えられる

お家が小さいと、壁やフローリングといったインテリアのほか、外壁や屋根、庭などのエクステリアが占める面積も小さいことが多く、住まい全般のメンテナンス費用を抑えることができます。毎年かかる固定資産税も、小さなお家の方が少なくて済みます。

お掃除がしやすい

床や窓の面積が小さければ、それだけ掃除の手間が省けるのも小さなお家の嬉しいところです。小さな空間は目が届きやすいので、住まいの傷みにすぐ気が付くという利点もあります。ちょっとした不具合に気付いてすぐに補修できれば、家の中をいつもきれいな状態に保てそうですね。


風通しと日当たりが良くなる

一軒家は建ぺい率いっぱいに建てることが多いと思いますが、建物が混み合って建つエリアでは、敷地の広さに対して家を小さくし、隣家との間にゆとりを持たせると、風通しと日当たりが改善されることもあります。


小さいからこそ生まれる快適さがある

英語には小さいからこそ心地よいということを意味するcosyという言葉がありますが、小さなお家の良さはまさにそこにあります。囲まれている安心感や手の届くところに必要なものがある快適さは、広いお家では得られない感覚なのではないでしょうか。

子どもたちの様子が手に取るようにわかるのも小さなお家のいいところです。お互いの気配を感じながら過ごせは、家族との距離も縮まりそうですね。


収納上手になれる⁉

小さな家の収納場所は限られます。必要なものとそうでないものをきちんと整理しておかないと、あっという間にモノに埋もれて生活することになってしまいますから、必然的に片付け上手になれそうですね。


長く住み続けられる

将来を見据え、ライフステージが変わっても長く住みたいと思ったら、最初から小さな住まいにする、という選択もあります。

一軒家を建てた当時は子どもたちがいて大きなお家にしたはいいが、独立したら家が広すぎる、という方が増えているそうです。子どもの独立後、2室を1室にするといった間取りの変更など、いわゆる「減築」を考える家庭もみられます。長く住み続けることを前提に、子どもの独立を視野に入れた家づくりを考えると、小さな家が最適解ということになりそうですね。



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